【女子ゴルフ】「AIG全英女子OP」 連覇狙うシブコ 出遅れも復調気配「久々に思い通りに振れた」

2020年08月21日 11時30分

渋野日向子

【英国・トルーン20日(日本時間21日)発】女子ゴルフの今季メジャー初戦「AIG全英女子オープン」初日(ロイヤルトルーンGC=パー71)、大会連覇がかかる渋野日向子(21=サントリー)は76のラウンドで、5オーバーの71位と出遅れた。首位はエーミー・オルソン(28=米国)で4アンダー。他の日本勢は畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)と野村敏京(27)がともに3オーバーの33位で最上位。河本結(21=リコー)と上田桃子(34)は4オーバーの51位。勝みなみ(22=明治安田生命)は渋野と同じ5オーバー、稲見萌寧(21=都築電機)は6オーバーの88位だった。シブコには早くも試練が訪れた形となったが、決して暗い話ばかりではない。その根拠とは――。

「日本でこの風は台風の時ぐらいしかないんじゃないかと思いました」というほどのリンクスらしいコンディション。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で変則日程となり、連覇とともにメジャー2連勝をかけて臨む渋野は海から吹きつける強風の中でのプレーとなった初日、出だしで大きくつまずいた。

 1、2番を連続ボギーとして迎えた4番パー5の3打目はフェアウエー左サイドのポットバンカーから。1度目をアゴに当てて脱出に失敗すると、2度目もバンカーから出られない。5打目となる3度目でようやく脱出したものの、このホールを6オン2パットのトリプルボギー。「(初のリンクスとなった)先週もああいう経験はしていなかったので、2回ボールが返ってきたときは初心者に戻ったみたいだなと思いました」。典型的な形でリンクスの洗礼を浴びてしまった。

 続く5番もボギーとし、早くも6オーバーまでスコアを落とした渋野だが「この風の中でキレたら終わりだなと思って、そこは気をつけました」と集中力を持続。グリーンが小さいことから「郵便切手」と呼ばれる8番パー3で初バーディーを奪うと、後半は2バーディー、2ボギーとスコアをまとめた。

 武器となったのは安定したティーショット。「前半からリズムだけ気をつけていたのが良かったと思います。久々に思い通りに振れて、後半はほぼフェアウエーでした」。ティーショットの好調が2打目以降につながらなかった点を悔やんだが、132位で予選落ちした先週からは明らかに復調気配だ。

 2日目はさらなる荒天の予報。「雨風がすごいと思うんですけど。ティーショットは今日のような感じで。アイアンはフォローとアゲンストでリズムが崩れて、左右にブレてしまうので、そこは気をつけたいなと思います」と引き締めた。

 現時点では首位と9打差、カットラインにも1打足りない状況だが、まだまだ何が起こるか分からない。メジャー初制覇につながった昨年の思い切りの良さに加えて、粘り強さを発揮して、巻き返しを図る。