フィギュアスケート女子で北京五輪の団体戦で金メダルを獲得したカミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング問題について、世界反ドーピング機関(WADA)が最新の調査状況を明らかにした。

 ワリエワは昨年12月に禁止薬物トリメタジジンが検出されていたことが2月の北京五輪期間中に発覚。大騒動となる中、成績は暫定的なものとされて現在は最終的な裁定に向けて調査が進められている。

 そうした中、ロシアの国営通信社「RIAノーボスチ」は「WADAのオリビエ・ニグリ会長が、カミラ・ワリエワの事件の調査に関して語った」と報道。ニグリ会長はカイロで行われたWADA創設者委員会の会議で「その問題はRUSADA(ロシア反ドーピング機関)によって調査されている。われわれはそれが規則に準拠しているかどうか、そして上訴する必要があるかどうかを検討するための決定を待っている。我々はロシアからの情報を待っている」と語った。まずはロシアからの調査結果がなければWADA側はアクションを起こすことができず、肝心の調査の進ちょく状況についてロシア側は実質的に〝ゼロ回答〟を続けているというわけだ。

 普通ならば途中経過などの報告などがあっていいはずだが、ロシア側は何の情報も上げてきていない模様。果たして調査は進んでいるのか、それとも引き延ばし工作なのか。今後の動向に注目が集まる。