あの感動が帰ってくる。世界陸連は15日、2025年世界選手権を東京で開催すると発表した。会場は東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムだった国立競技場が使用される。
今度こそは大歓声が国立競技場を包み込んでくれるはずだ。昨年の東京五輪・パラリンピックは新型コロナウイルス禍の影響で無観客開催。同日に米オレゴン州ユージンで会見を行った日本陸連の尾県貢会長(63)は「大きな大きな国立競技場に満員の観客が入って、そこで熱い声援、視線の中で競技できることほどすばらしいことはないと思う。さらに国立競技場がレガシーとして高い位置に行くように私たちも努めたい」と決意を述べた。
懸念点は今後詳細に詰めていく。世界陸連は8月末の開催を希望しているが、暑さの面で不安要素が大きい。尾県会長は「私たちのプランとしては9月中旬を考えている。9月中旬になるとかなり気温も下がるので、選手たちにも安全な環境である」と強調。その上で、東京五輪はマラソンと競歩が札幌で実施されたことから「私たちとしてはマラソン、競歩も東京で行い、多くの人たちに応援していただきたい」との見解を示した。
選手たちが練習で使用するサブトラック(補助競技場)については「織田フィールド(代々木公園陸上競技場)と、東京体育館の(200メートル)トラックを中心に考えている」とコメント。織田フィールドと国立競技場は約2キロ離れているが、移動方法はこれから検討していくという。
日本での開催は1991年東京大会、07年大阪大会以来、18年ぶり3度目。「歴史に残る世界陸上を開催したい」と意気込む尾県会長。陸上界のさらなる発展につなげることはできるか。










