シカゴ・マラソンは10日、シカゴで行われ、男子日本記録保持者の鈴木健吾(26=富士通)は2時間8分50秒で4位だった。セイフ・トゥラ(24=エチオピア)が2時間6分12秒で優勝した。

 30キロすぎまで先頭集団に食らいつき、4位に入ったが、3位とは約2分の差があった。「表彰台を狙っていたが、まだまだ遠いなと感じた。日本記録を出した時みたいにスパートできなかった」と振り返った。

 2月、びわ湖毎日マラソンで2時間4分56秒で日本新記録をマークして以来のマラソン。海外でもその名をしっかりと刻んだ。今大会は新型コロナウイルス禍で2年ぶりの開催となり、沿道からの多数の声援が背中を押した。日本のエースは「苦しかったが、本当に楽しかった」とさわやかな表情で話した。

 また、女子はルース・チェプンゲティッチ(27=ケニア)が2時間22分31秒で制した。