2025年の陸上・世界選手権の招致に日本陸上競技連盟が立候補したとの報道を受け、早くも国民から反発も声が上がっている。

 一部メディアによると日本陸連は2日までに招致の応募書類を世界陸連に提出。東京五輪メイン会場の国立競技場(新宿区)がある東京都が候補地とされている。

 この一報を受け、早くもSNSでは反対派が過敏に反応。「いい加減やめてくれ」「また税金の無駄遣いか」「一部の人間だけ潤う利権まみれ」との声が飛び交っている。一方で「コロナが収まっているし問題ない」「反対は単なる感情輪」との意見もあるが、東京五輪で浮き彫りになった〝闇〟を引き合いに出す反対派が現状で多数を占めている。

 昨年10月、世界陸連のセバスチャン・コー会長は国立競技場を視察。その際、1991年の世界選手権東京大会を「今までで一番素晴らしい大会だった」と持ち上げつつ「将来、世界選手権を開催するのに非常にふさわしいと実感しました」と絶賛。さらに「私の会長任期中にまた東京で開催できれば…」との願望まで口にしていた。

 開催地は来年3月に決定する見込みだが、果たしてどうなるか…。