米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズのチアリーダーオーディションに、日本人の吉田彩子(29)が合格し、今シーズンの活動を予定している。

 6歳からチアリーディングを始めた吉田は、高校で全国大会、大学ではアジア大会優勝を経験。富士通チアリーダー部フロンティアレッツに入部して5年間活動した後、2020年からプロフェッショナルチアダンスチーム「東京ガールズ」に所属している。フロンティアレッツでは女優の土屋太鳳(27)の姉で、2019ミス・ジャパンのグランプリを獲得し、現在はタレントでチアリーダーとしても活躍中の土屋炎伽(29)と同期(2人とも15年に入社し、20年3月でチームを引退)で在籍していた。

 ドルフィンズのオーディションは、200人以上の受験者の中で、アジア人の国際受験者は吉田ただ一人。4月24日から同29日まで行われ、最終日のファイナルオーディションに残った29人の中から、堂々と合格を勝ち取った。

 夢をかなえた吉田は「今回の合格は自分でも驚きが大きく、正直喜んだのもつかの間、頭が真っ白になってしまいました。マイアミは日本人も少なく身寄りがいないので、今後生活をしていくことに不安や大きな課題が沢山ありますが、夢に向かって突き進んでいけるよう頑張ります。何より、応援していただいている周囲の皆さん、いつもサポートしてくれる家族、東京ガールズの存在に本当に感謝しています」と抱負を述べた。


 ☆よしだ・あやこ 1993年3月2日生まれ、29歳。大阪府出身。血液型はA型。大阪・箕面自由学園幼稚園在籍時に高等科のチアリーディング部GOLDEN BEARSの演技を見て衝撃を受けたのがチアを始めたきっかけ。富士通時代の同期には、東京五輪で銀メダルを獲得したバスケットボール女子日本代表で富士通レッドウェーブから米プロリーグWNBAのミスティックスに加入した町田瑠唯(29)もいる。