中継で女子選手の尻をクローズアップ 国際スポーツクライミング連盟が謝罪で波紋

2021年09月21日 11時44分

国際スポーツクライミング連盟が謝罪する騒動に…(写真はイメージ、ロイター)
国際スポーツクライミング連盟が謝罪する騒動に…(写真はイメージ、ロイター)

 モスクワで行われているスポーツクライミングの世界選手権で、オーストリア女子選手のお尻がテレビ中継でクローズアップされ、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が謝罪する騒動に発展している。

 IFSCは18日、声明を発表。「世界選手権の女子ボルダリング準決勝で本日放送された映像について、ヨハンナ・ファーバー選手、オーストリアクライミング、すべての選手、スポーツクライミングコミュニティ全体に深くお詫び申し上げます。IFSCは、人体の対象化を非難し、それを止めるために、選手を守るために、さらなる行動を起こします」と謝罪した。

 英「スカイ・ニュース」など複数の報道によると、ファーバーが課題をこなす最中に、滑り止めの粉で尻に手形が付いている様子を中継カメラがクローズアップ。〝尻〟で、しかもファーバーは6月のワールドカップでも同様のケースがあり、SNSで「私はアスリートであり、自分の最高のパフォーマンスを見せるためにここにいる。何千人もの人がこの映像を見たことを知り、とても恥ずかしい気持ちになった。私たちは、スポーツ界の女性を性的に扱うことをやめ、そのパフォーマンスを評価する必要がある」と訴えたばかりだった。

 中継クルーの〝再犯〟の形とあって、18日のIFSCの声明では、マルコ・スコラリス会長の「正しい方法を学ぶまでに、何度間違ったことをしなければならないのか?」とのコメントを掲載した。当該映像は、すべて削除されているが、根深い問題と言えそうだ。

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