【東京五輪】森会長 中止大半の世論調査に苦言「不安を持っている人たちはダメだよってなる」

2020年11月16日 22時54分

東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長(代表撮影)

 国際オリンピック委員会(IOC)などと来年夏の東京五輪・パラリンピック開催へ向けて折衝を行っている大会組織委の森喜朗会長(83)が16日、東京大会の「中止」を求める世論調査について見解を述べた。

 この日、森会長は来日中のIOCトーマス・バッハ会長(66)らとともに会見に出席。東京大会開催へ一致団結の姿勢を見せたが、国民から共感を得られていない状況について「日本国民の皆さんは『五輪開催どうですか?』って聞かれると、やっぱり五輪はやった方がいいし、ぜひやってほしいということになるだろう」としながらも、こんな持論を展開した。

「コロナがどんどん増えて、そういうニュースばかりを見ていると『こんなときに五輪なんかやるんじゃない』っていうふうになる。世論調査の取り方はいつもそう。社会現象を説明して、それでは今の政府はいいと思いますか? 安倍内閣はいいですか?って聞かれると、やっぱり不安を持っている人たちは安倍はダメだよってなる。世論調査で全部、我々が動いたら何もできないんじゃないでしょうか」

 今回、バッハ会長は五輪延期決定後に初めて来日。自国で万全のコロナ対策を施し、チャーター機で日本にやってきた。それを受けて森会長は「飛行機をチャーターしてまでお見えになる。これも多くの共感を得るための努力の一つ」と経緯を表した上で、改めて五輪に対する世論について「最近の世論調査を見ていてハッキリと国民の感情が出ているなと思うことが多いです」と感想を述べた。