参院選(7月10日投開票)神奈川選挙区から立候補している政治団体「女性天皇と共に明るい日本を実現する会」代表で、皇室系ユーチューバーの〝くぼた京〟こと久保田京氏(45)が29日、NHKで放送された政見放送で、小室圭さんと眞子さんの結婚問題を取り上げ、皇室典範の改正を訴えた。

 久保田氏は冒頭、「2年にわたり、皇室に関する行動をしてきた。その一つが小室圭さんと眞子さんの結婚反対デモです。この結婚は長い年月をかけて、つくられてきた皇室と国民の信頼関係に大きな溝をつくってしまった」と述べた。

 久保田氏は昨年、都内で結婚反対デモを行い、国内のみならず、海外でも報じられるなど大きな反響を呼んだ。

 久保田氏は「皇室と国民との信頼関係は大きく崩れ、『多額の税金が使われている皇室は必要ない』という国民も現れた。私は皇室を愛しています。日本国、国民にとって、とても重要な役割を担われている皇室は守っていかなければならない。これまで行ってきた活動は皇室と国民との絆を取り戻すために現状を知っていただき、政治家にこの問題を解決するために促すことが目的だった」と話した。

 しかし、各党や政治家から積極的に皇室問題に取り組む動きがみられない中、「自ら国会で問題提起しなければ、問題は解決できません。そんな思いから政治家になる道を選びました」と立候補した経緯を説明した。

 そのうえで「7割以上の国民が認めている女性天皇の実現、秋篠宮皇嗣殿下ではなく敬宮愛子内親王殿下を次の次代の天皇陛下、日本の象徴とする必要があります」とし、皇室典範や皇室経済法改正の改正を訴えた。