小田急刺傷事件でさらにイメージ悪化 ナンパ師は風前のともしびに?

2021年08月17日 11時30分

ナンパ師は絶滅するのか(写真はイメージ)
ナンパ師は絶滅するのか(写真はイメージ)

 東京都世田谷区の小田急線電車内で今月6日に起きた刺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された川崎市の職業不詳対馬悠介容疑者(36)は「自分の不幸は周りのせい」「数か月前から生活保護を受けている」などと話しているといい、警視庁成城署捜査本部は境遇への不満に加え、経済的な困窮も事件の背景にあったとみて調べる。

 また対馬容疑者は過去にナンパ師をしていたと伝えられているが、このことでナンパ師という存在が風前のともしびとなりそうだという。

 対馬容疑者は「大学のサークルで女性にばかにされるなどし、勝ち組の女性や幸せそうなカップルを見ると殺したくなるようになった」などと供述しており、女性への一方的な恨みを募らせていたとみられている。

 ネットではフェミサイド(女性であることを理由にした男性による殺人)とか、ミソジニー(女性嫌悪)という指摘もある。あるナンパ師の男性は「私も就職や転職に失敗した時にナンパをやっていました。成功率は数%ですが、うまくいくと、こんな自分でも他人にできない特殊能力があるんだと自信を持てたのです。容疑者も同じだったのでは?」と指摘した。

 もっとも、こうした事件が起きたことでナンパを取り巻く環境が変化するという。
「ナンパ師へのイメージはもともと悪いですが、ますます女性はナンパを嫌悪するでしょう。応じる女性がいなくなれば、社会からはナンパ師がどんどん消えていくことになりますね」(同)

 ナンパは2000年代初頭はまだ盛況だったそう。「03年にスーパーフリー事件が発覚して以来、ナンパや勧誘行為に気を付けろという機運が高まって、ナンパに応じる女性が少なくなった印象です。この事件はそれに匹敵するマイナスイメージになりそう」(同)

 ナンパ師は今後、ますます毛嫌いされることになるだろう。

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