イングランド・プレミアリーグで最下位のマンチェスター・ユナイテッドはスペイン1部レアル・マドリードからブラジル代表MFカゼミロ(30)を獲得することで合意したと発表した。

 英紙「サン」によると、カゼミロは年俸1820万ポンド(約29億3000万円)の4年契約と破格の条件で、移籍金も30歳の選手としては異例の最大7000万ポンド(約112億7000万円)になるという。

 中盤の補強に乗り出していたマンUはエリック・デンハグ監督の元教え子で、スペイン1部バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デヨングをターゲットに交渉するも難航。しかもリーグ開幕から2連敗したこともあり、早急な対応に迫られる中、名門クラブの実力者を引き抜くことに成功した。カゼミロは来週にもチームに合流する予定だ。

 そんな中、英紙「デーリー・メール」はSNSなどでカゼミロ獲得に批判が出ていると報道。同紙は「SNSユーザーはカゼミロの獲得がユナイテッドの長期的な解決であるとは証明できないと主張した」とし、SNSの声として「年齢が高すぎる。ユニホームを売るためだ」「再販の価値のない選手との契約は憂慮すべきことだ」などの意見を伝えていた。