サッカーの欧州選手権1次リーグF組、ハンガリーとポルトガルの試合で、会場のプスカシュ・アレーナに6万1000人を超える観客が入ったことに、なぜか中国メディアが大喜びしている。

 今大会、同会場は唯一、新型コロナウイルス対策の観客上限数が設けられていない。中国・人民日報系の英字メディア「グローバル・タイムズ」は「ハンガリーの満員スタジアムは中国人の原産ワクチンに対する自信を増大させた」と報道。ハンガリーが中国産ワクチン接種を進めた欧州最初の国で、使用率も高いことから「スタジアムが満員だったのはそのためだ」と中国人ファンが喜んでいる様子を伝えた。

 また、「新浪体育」も6万人超えを報道。海外メディアの記事を引用し、ここまで観衆を入れることができたのは、オルバン首相が中国とロシアのワクチン使用を承認後、人口約980万人のうち約530万人がすでにワクチンを接種したためとしている。

 今後も中国ではハンガリーのスポーツイベントに注目が集まりそうだ。