アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーでデビューした元日本代表MF本田圭佑(34)に現地メディアが酷評の嵐だ。

 本田は4日に行われたホームのスムガイト戦で後半開始から途中出場したが無得点に終わり、チームも0―2で敗れた。

 シュートを打つ場面もあったが全体的には精彩を欠き、試合もホームで完敗を喫したことで現地メディアは揃って厳しい評価を下した。

「スプートニクアゼルバイジャン」は「ホンダのデビューは失敗し、ネフチは首位から陥落した」とデビュー戦に失格のらく印を押してバッサリ。

 また「アゼリスポーツ」は「日本のMFは彼の最初の試合でもっと体の状態を上げる必要があることを露呈した。彼は昨年末から公式戦に出場しておらず、すでに4か月が経っている。彼にはまだしばらく時間が必要だ」と昨年12月にブラジル1部ボタフォゴを退団して実戦から遠ざかっていたことで、パフォーマンスが上がるまで時間がかかるとの見解を示した。
 とはいえ、リーグ戦は残り7試合のみ。チームは激しい優勝争いを展開しており、本田の復調を悠長に待っている余裕はない。

 同メディアはネフチ・バクーのチーム全体について「攻撃に問題があった。明らかに動きが悪くなり、3週間前の姿とはまったく異なる試合を見せた」と不振を懸念しており、このまま本田の状態が上がらないようなら今後の出場機会にも影響しそうだ。