【ブラインドサッカー】高田監督「延期のメリットほぼない」と複雑な心境

2020年06月19日 16時07分

オンライン説明会で複雑な心境を吐露した高田監督(提供:日本ブラインドサッカー協会)

 ブラインドサッカー男子日本代表の活動説明会が19日、オンライン上で行われ、高田敏志監督(53)が出席。来夏へ延期された東京パラリンピックについて「延期によるメリットはほぼない」と複雑な心境を吐露した。

 開催国枠で出場権を手にしている日本は、悲願の“メダル獲得”へ、入念なスケジューリングを組み、レベルアップを目指してきた。実際に、昨年のアジア選手権準決勝では、世界ランキング3位の中国と対戦し、PK戦で惜しくも敗れたものの、強豪相手に力を十二分に発揮。着実に進化を遂げている中、足踏みを強いられることになったため、落胆は大きかった。

 新型コロナウイルスの感染拡大が進んだ3月ごろから約3か月間は活動を休止。「4月からは代表チームでオンライントレーニングを実施した」というが、一部選手らがピッチでトレーニングを再開したのは6月10日から。「(当初東京パラリンピックの試合が予定されていた)8月30日に開幕し、そこから1週間にピーキングを持っていこうと思っていたけど、そこが狂ってしまったので再検討しないといけない」と苦笑い。さらに「3か月間練習できなかったのは痛い」と表情を曇らせた。

 しかし、落ち込んでばかりもいられない。「ポジティブに言うと、1年練習する時間が増えたので、そこをどう生かすか。その中でできることをやっていこう。もしかしたら、この一年で新しい戦術が適応できて、何か進化があるかもしれないので」と気持ちは既に切り替え済み。「やることをやって、最後にメダルを取る。できれば金を取るという目標は一切変わらない」と気合は十分だ。

 10日には、国内初のブラインドサッカー専用コート「MARUI ブラサカ!パーク」が完成。抜群の環境下で、コロナ禍に打ち勝ち、初出場初優勝の快挙達成を狙う。