来季J2に降格する横浜FCのカズこと元日本代表FW三浦知良(54)にJFLの鈴鹿ポイントゲッターズから正式オファーが届いたことが8日までに判明した。

 今季J1では自身が持つJリーグ最年長出場記録を54歳12日に更新した3月30日の浦和戦にわずか1分の出場時間だったカズは、来季に向けて横浜FCから契約延長オファーを提示されているものの、プレー機会を求めて移籍も辞さない構え。そんな中、関係者によると、カズの兄・三浦泰年氏が監督を務め来季のJリーグ入りを目指す鈴鹿が来季の獲得に向けて横浜FCにオファーを出したという。

 カズを知る関係者は「泰年の鈴鹿から正式にオファーが来たという報告を受けている。条件面とか待遇とかはこれからになるだろう。ただ鈴鹿だけではなく、J2とかJ3、JFL、地域リーグの5クラブから獲得オファーが来ているから」と、まさかの大争奪戦の様相を呈しているという。

 その上で「あとは各クラブとどんな話(交渉)になるか。2部とか3部とかカテゴリーは関係ない」とし、横浜FCを含めた各クラブとチーム事情や練習環境、さらに自身の起用法など、詳細を聞いた上で「来季の準備もあるし、遅くても年内に判断することになるんじゃないか」(同関係者)と語った。