【ワシントン発】WWEマットで、早くも注目の日本人女子対決が実現する。

 今週のWWE・ロウ大会では空位のWWE女子タッグ王座をかけた「王座決定トーナメント」1回戦が行われ、女帝・アスカ、アレクサ・ブリス組はドゥドロップ&ニッキー・アッシュと対戦。序盤からアスカとアレクサは抜群の連係を披露し、ショルダータックル、ダブルドロップキック、ダブルヒップアタックを次々と決めた。

 アレクサがつかまると、アスカはミサイルキックをドゥドロップに決めて主導権を譲らない。逆にアスカのピンチにはアレクサが絶妙なタイミングで助太刀に入る。最後はアレクサがDDTを決めたドゥドロップに、アスカが電光石火のアームバーを決めてタップさせた。

 試合後、1回戦を突破したアスカ&アレクサが「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル(CATC)」(9月3日=日本時間4日、英ウェールズ・カーディフ)でトリオを組むロウ女子王者ビアンカ・ブレアから祝福を受けていると、ステージ上には紫雷イオ改めイヨ・スカイ、ベイリー、ダコタ・カイが登場だ。

 アスカ&アレクサは次週のトーナメント準決勝でイヨ&ダコタと対戦するだけでなく、両チームはCATCの6人タッグ戦で激突する。イヨたちの挑発を発端に大口論となり、6人は早くも一触即発となった。

 イヨとアスカはかつて、ユニット「トリプルテイルズ」で活動したことがあり、イヨにとっては姉貴分の存在だった。だが、今は違う。同じWWE・ロウを主戦場とし、ライバル関係になった。2人の再会マッチに注目だ。

 30年ぶりの英国スタジアムイベント「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル」は日本時間9月4日にWWEネットワークで配信される。