ノアのGHCナショナル王者・杉浦貴(50)が“ブチギレ拒絶”だ。

 31日の東京・後楽園ホール大会ではパートナーでもある桜庭和志(51)を相手に初防衛戦を行うが「つかみどころがないというか。ポイントは向こうの土俵に乗らないことだな」と話す。

 桜庭とは昨年10月、「QUINTET」でのエキシビション戦で一騎打ち。8分間で多く一本を奪った方の勝利となるルールで、腕十字を取られ0―1で惜敗した。それだけに「それを返さないといけないよね。でも、あの時は完全に向こうの“土俵”だったから。今回は付き合わないよ」。さらに「それと去年、自分で飲みに誘っておいて財布を持ってこなかった件も忘れてないから。『違うところでおごって返す』とか言ってたけど、その気配もないから」と“雪辱”に燃える。

 だが、その表情は穏やかそのもの。それが一変したのが、DDTのスーパー・ササダンゴ・マシンの名を出された瞬間だ。「サイバーファイトフェスティバル2021」(6月6日、さいたまスーパーアリーナ)での対抗戦を要求されたことに「その話をするな! 杉浦軍はふざけてプロレスしてるやつらを相手にしないんだよ」と顔を真っ赤にして激怒。さらに「お前らが面白おかしく書くからアイツらが調子に乗るんだろ? 二度とアイツらの名前を俺の前で出すな!」とまくしたて、殴りかからんばかりに取材を強制終了させた。

 激高する杉浦を止めるすべはなさそうだ。ササダンゴはとんだパンドラの箱を開けたのかもしれない。