ノア2日の東京・新木場1stRING大会で、GHCヘビー級王者の潮崎豪(38)が丸藤正道(40)と激しい前哨戦を繰り広げた。

 潮崎は5日の東京・後楽園ホール大会で丸藤を迎え、V3戦を行う。この日は6人タッグ戦で激突。3日後の一騎打ちが待ちきれないとばかりに両者先発し激しくやり合った。中盤には互いの左手をつないで右手でチョップを打ち合う一幕も。ともに得意とする打撃技の容赦ない応酬で、真夏の観客を凍りつかせた。

 試合はその後、ユニット「フルスロットル」のリーダーになったばかりの小峠篤司(34)を必殺の豪腕ラリアートで沈め完璧な3カウントを奪取。潮崎は「丸藤正道がノアの中心に立ってきたのは認めているし、そこに何も言うことはない。丸藤正道は丸藤正道。相手がチョップを使おうがヒザを使おうが、何を使おうが、この右腕一つで倒しにいくよ。プライドも含め全部受け止めた上で倒しにいく」と拳を握った。

 また4日の後楽園ホール大会で中嶋勝彦(32)のGHCナショナル王座に挑戦する拳王(35)は前哨戦で相手のパートナー岡田欣也(27)を掌底でKOし、好調ぶりをアピール。「赤いベルトがむちゃくちゃ悲しそうだぞ。中嶋、お前が持ってる限り、赤いベルトが泣いてるぞ。この赤いベルトを、俺が笑顔にさせてやる!」と奪取を誓った。