「逆転の内藤哲也」の真骨頂だ! 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」Cブロック公式戦(16日、東京・日本武道館)、内藤哲也(40)がザック・セイバー(35)から4勝目を挙げ4強入りを果たした。混戦のブロック突破を果たしたのを機に、22年ぶりに採用された4ブロック制の功罪を総括。来年以降の課題を提言した。
内藤の独壇場だった。開始早々からザックを挑発して、冷静さを失わせた。ザックドライバーを狙われたが、これを阻止すると首固めで電光石火の3カウントを奪取。わずか118秒で決着をつけた。オスプレイとの準決勝に駒を進め「初めてのシングルマッチ。めちゃめちゃワクワクしちまうぜ、カブロン!」と不敵な笑みを浮かべた。
史上最多の28選手がエントリーした今大会は、2000年大会以来となる4ブロック制が採用された。全公式戦を終えた内藤は「良かった点は、選手は公式戦の数が少ないので体を休められたり、気持ちを切り替える時間があったこと。あと、終盤までいろいろな選手に優勝の可能性が残るというか。単純に2ブロックよりも消化試合は減りますよね」と評価した。
一方で「その代償として注目の公式戦というか、お客さまが見たかったのに見られない組み合わせの公式戦は出てきちゃいますね。あとは選手によって試合の日程にバラつきがあって、そこは公平性に欠けたかなと。試合消化ペースが違うので、今どういう状況か非常に分かりにくい。お客さまが追いにくかったですよね」と課題を指摘する。
昨年までの2ブロック制ではA、B各ブロックが日替わりで公式戦が組まれていたが、今大会ではかなり不規則な日程となった。選手によっては連戦があったり、中盤で公式戦を消化してしまうケースも見られた。
原因の一つには1ブロックの人数が7人の奇数となったことが挙げられる。1大会でブロック全員分の公式戦を組めないため、試合消化は不規則にならざるを得ない。
内藤は「そもそも何で奇数にしたんですかね?」ともっともなツッコミを入れつつ「6×4の24か、8×4の32ならもう少し違ったのかなと。トータルすると、例年のほうがよかったよねって印象はありますよ。やらなきゃ問題点も見えてこないから、失敗とまでは言わないですけど、課題は次に生かしてほしいですね」と提言した。
とはいえ、4ブロック制の最大の魅力はここからという側面もある。「各ブロック1位によるトーナメントは(トーナメントの)醍醐味ですよね。俺も楽しみたいし、お客さまにも楽しんでいただければ」。5年ぶりの頂点へ駆け上がる。












