新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」31日愛知・ドルフィンズアリーナ大会のBブロック公式戦で、IWGP世界ヘビー級王者のジェイ・ホワイト(29)がチェーズ・オーエンズ(32)とのバレットクラブ(BC)同門対決を制し無傷の3連勝を飾った。

 BCリーダーとしてチェーズとの公式戦に臨んだジェイは、試合前に賄賂の入った封筒を渡して無気力試合を持ちかける。しかし中身を確認されると、封筒の中身の札束は最初の2枚以外タダの紙切れ。2万円しか入っていないことを看破され、通常通り試合がスタートした。

 一進一退の攻防からチェーズに2代目リーダー・AJスタイルズの必殺技スタイルズクラッシュを繰り出されたジェイは窮地に陥る。SSSも防がれてCトリガー2連発を浴びてしまった。それでもパッケージドライバーを阻止すると、カウンターのブレードランナーを決めて貫禄勝利。リーダーの威厳を保った。

 本当にただただカネが欲しかったあさましいチェーズは試合後も金銭を要求してきたが、ジェイは謝罪した上で和解。「俺だって時には過ちを犯してしまうんだよ。ここ最近のわだかまりはもう忘れて前に進もう。俺たちは大丈夫だ。お前が味方でよかった。もうお前とはケンカしたくないからな」と、最後はTOO SWEETポーズを決めてユニットの結束をアピールしていた。