【新日本】SANADAがKOPW参戦の真意を明かす 「新しい舞台でオカダとぶつかれたら面白い何かが生まれる」

2020年08月21日 12時00分

SANADA対オカダ(下)の第2章は幕を開けるのか(写真は19年10月14日、両国)

 新日本プロレスのSANADA(32)が、オカダ・カズチカ(32)提唱の新タイトル「KOPW 2020」戦線参入の真意を明かした。同タイトルを争う1回戦(26日、東京・後楽園ホール)の相手、SHO(30)の対戦要求を受けてエントリーされた形だが、ただ流れに身を任せたわけではない。寡黙な男を突き動かしたのは――。

 SANADAはKOPWで「NEW JAPAN CUP(NJC)」の雪辱を狙うSHOを迎え撃つ。同タイトルは出場選手が希望ルールを持ち寄り、ファン投票で試合形式が決定する。SHOの「サブミッションマッチ」という提案を受けたSANADAが希望したのは「3カウントなしでギブアップで決着」というもの。要するに同じルールのため1回戦4試合の中でいち早く、ファン投票を待たずして試合形式が決定した。

 開幕前からタイトルの前提を揺るがせたSANADAは「あそこは面白くするために、違うルールを持ってきた方がお客さん的によかったんでしょうね」と痛恨のミスを淡々と振り返る。根本的にKOPWに対する理解が乏しいだけでは?という疑惑は消えないが、「どうせやるなら普通じゃない試合がしたい」と初のサブミッションマッチを心待ちにした。

 もちろん、ただ漠然と参入したわけではない。裏には提唱者・オカダへの特別な思いがある。ライバルと称される両者は、昨年だけで4度もシングルで対戦。東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」でベストバウトも獲得した。だが「自分の中ではライバルって感覚はひと区切りしたんです。完敗したんで、最後のGP(昨年10月14日両国大会のIWGPヘビー級戦)で。理想を言えば、次にシングルで戦うときは俺が王者でオカダが挑戦者とか、対等以上の状態で向かい合いたい気はします」と語る。

 その希望とは裏腹に、今年はシングル戦線で低迷。NJCではIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者のEVILに敗れ、ベルト戦線から後退した。現状打破と再浮上へ向け思考を巡らせるさなかに、KOPWが舞い込んできた。

 そのため「普通のシングルのタイトルだったら興味は持たなかった。でも普段と違うルール、新しい可能性を秘めた舞台でオカダとぶつかれたら何か面白いのが生まれるかもとは思いました」と話した上で「オカダも自分が考えたタイトルを盛り上げたいだろうし、俺が来ておいしいって思ってるんじゃないですか」と不敵な笑みを浮かべた。

 昨年はプロレス界の中心で抗争を繰り広げた。今年は本道と大きくかけ離れた変則タイトルの舞台で“ライバル”との新たな関係を再構築する。