【新日本】ライガー BOSJの灯消すな!

2020年05月21日 16時35分

ライガーは自宅の庭で食虫植物の栽培に励む(本人提供)

【世界のレジェンド ライガーが語る獣神激論】“ジュニアの”獣神サンダー・ライガーが気になる話題やプロレス論を語る「獣神激論」。今月のテーマは新日本プロレスのジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」だ。新型コロナウイルスの影響で今年の大会が中止となる中、IWGPジュニア王者の高橋ヒロム(30)が「延期」を主張し話題を呼んだ。長年にわたり祭典に深い愛情を注いできた獣神の見解は――。


東スポ読者の皆さん、いかがお過ごしですか? 僕は相変わらずの園芸おじさんで、もう肌が真っ黒だよ。上半身裸で食虫植物をいじってるんで、焼ける、焼ける。
 
自宅のある福岡は緊急事態宣言が解除されましたけど、不要不急の外出、県をまたいでの移動はなしと言われてます。今の状況って、プロレスのケガにも通じますよね。ケガした人間に対して、僕はよく言うんです。1か月、2か月休んでたなら、復帰は完全に治してからじゃないとダメだよって。中途半端で出てまたケガしちゃったら、休んでた期間が無駄になる。「急いては事をし損じる」じゃないけど、せっかく自粛で我慢してきたんだから、今は落ち着いた方がいいんじゃないかな。

 この時期と言えばBOSJですけど、残念ながら中止の発表がありました。ジュニアのシングルがあれだけ組まれるのはBOSJしかないので、僕としてはヒロム選手と同じで「中止ではなく延期」の方向で進んでもらいたいなと思います。

僕ね、どの大会が印象に残ってるかって聞かれても、全部なんですね。どの大会も、時代時代で必ずすごい選手が出てきてるんです。そういう選手たちが何年かすると、WWEで世界のトップを取ってる。エディ(ゲレロ)や(ワイルド)ペガサス、最近ではリコシェ、デヴィちゃん(プリンス・デヴィット=現フィン・ベイラー)。で、いまKUSHIDA選手が行っている。世界中が欲しがるレベルの選手が毎年参加してる、ものすごいシリーズでしょ。僕のWWE殿堂入りだって、それこそBOSJがあったからだって思うよ。

 ファン、世界中のレスラーに認知されて、クルーザー級というもので世界中にムーブメントを起こしている。それだけのシリーズなんだから、コロナなんかには負けてほしくないね。自分が引退して最初の大会だったし、楽しみにしてたんだ。全大会、巡業も全部行くから解説に入れてくれ!って言ってたんだから(笑い)。

 やっぱりヒロム選手の発言は、チャンピオンとしてよく言った!って思うよね。なんか、俺が現役だったら言いそうなコメントだよ。あいつ、俺の昔の発言を勉強して同じようなこと言ってんじゃねえのか?(笑い)。
 まあでもそれくらい、新しい時代をつくると言った責任を感じてるんだと思う。ジュニアを大事にしたいからこそ発言したんじゃないかな。こういう状況が続いて、もし外国人選手が来られなくなったりすると厳しいですけど、それでもBOSJの灯は消してほしくない。それはみんなの願いだと思うし、ヒロム選手は一番願ってると思う。

 ジュニアは必ず帰ってきます。ヒロム選手の熱い言葉に僕も感激しました。だから皆さん、待っててください。コロナに負けないように。ジュニアは必ず帰ってきます。