【新日本】棚橋 ブリティッシュ王座を巻いて見えたものはIWGPのみ!?

2019年09月02日 16時30分

ロンドンのファンも棚橋の戴冠を祝福した(写真は全て新日本プロレス提供)

【英国・ロンドン31日(日本時間1日)発】新日本プロレスの英国大会が開催され、復活を目指すエースの棚橋弘至(42)が王者のザック・セイバーJr.(32)を撃破し、ブリティッシュヘビー級王座を初戴冠した。

 棚橋は連覇を狙ったG1クライマックスで、4勝5敗とまさかの低迷。2008年大会以来の負け越しという屈辱を味わったが、公式戦でザックに勝利を収めたことでチャンスが到来し、敵地に乗り込んだ。

 王者に圧倒的なホームの大声援が集まるかと思われたものの、会場では棚橋が新日プロをけん引してきた功績が十二分に浸透しており、大きな「ゴー! エース!」コールが発生。声援に応え、ドラゴンスクリューをはじめとした得意のヒザ攻めを展開した。1発目のハイフライフローをヒザで迎撃され、三角絞め、ジムブレイクスアームバーと王者の関節技地獄に捕まったものの、執念でこれを逃れる。スリングブレイドで再び反撃に転じるや、ドラゴンスープレックスを発射。最後はハイフライフローで仕留めた。

 4月の米マジソンスクエア・ガーデン大会では同王座取りに失敗。アウェーの地で同国最強の証しを手にした棚橋は「ようやくこのベルトにたどり着きました。月イチで英国に来るかもしれない。今回このベルトに関して考えたのは、柴田勝頼がこのベルトを巻いていたってこと。ベルトを巻いて見える景色、広がる景色に(自分の今後を)かけます」と勝ち誇った。

 また、「もうこれだけベルトが数多くある時代で、IWGPヘビー級以外に明確な意味なんて見いだせることはないかもしれない」としつつも、再浮上のキッカケとなる可能性は十分。苦しい戦いが続くエースが、逆襲への確かな一歩を踏み出した。

 一方のザックは「(英首相の)ボリス・ジョンソンが議会を閉鎖したせいで、全く試合に身が入らない。負けたのは彼のせいだ。リマッチを組んでくれ。ボリスが好き勝手やってるんだから、俺だってわがまま言ってもいいだろ?」と、次期シリーズ(4日、後楽園で開幕)での再戦を要求。2人の抗争は日本のマットでも続きそうだ。