【後楽園ホール「還暦祭」カウントダウン連載(4)】東京・後楽園ホールが60周年を記念して初開催するプロレス興行「還暦祭」(15、16日)に出場する女子プロレス「WAVE」の野崎渚(31)が、スターダム勢への〝対抗心〟をあらわに闘志をみなぎらせた。

 初日15日「女子プロレス・ドリームフェスティバル」のメインで6人タッグ戦に出場。SAKI、彩羽匠と組んで尾崎魔弓、雪妃魔矢、スターライト・キッドの極悪トリオと対戦する。

 試合に向けて野崎は「おめでたい記念大会の中でメインに選ばれたことに感謝しています。そうそうたるメンバーなので」と笑顔。WAVEとディアナの2団体でシングル王座を持つだけに「2冠王者なので、絶対に負けたくない気持ちがある。尾崎さんは怖いし、雪妃もいろいろやってくると思うし、スターライト・キッドも試合は見たことないけど悪い人だと思うので、負けないです。悪に花は持たせたくない。還暦祭という大事な興行で悪い人がメインを締めたら嫌じゃないですか。だから勝って、ハッピーに終わらせたいです」と誓った。

 普段は他団体との交流が少ないスターダム勢の出場も刺激になっている。「普段交わることがないので、うれしいですね。当たれない選手と当たれるって素直にうれしいですし、刺激があります。ワクワクしています」

 当日はスターダムのファンが多く会場に足を運ぶことも予想される。「本当に『スターダムだけじゃないよ』っていうのを感じてほしいです。チャンスだと思います。『スターダム以外にも面白い選手がいるんだぞ』っていうのを見せたいです」と力を込めた。

 女子プロレス界のオールスター戦ともいうべきリングで存在感を発揮して、ファンをかっさらいたいところだ。