元プロレスラーのストロング小林こと小林省三さんが81歳で死去していたことがわかり、宿命のライバルだった〝燃える闘魂〟アントニオ猪木氏(78)が6日、コメントを発表した。
 
「ストロング小林選手のご冥福を心よりお祈り致します。小林選手との一戦は『昭和の巌流島』と呼ばれ、入り切れない程の多くの観衆に観て頂きました。小林選手もこの試合を人生最高の試合と言ってくれ、私も格別な思いがあります。お互い、若くベストな時に勝負が出来た事が走馬灯のように思い出されます。ストロング小林選手、ありがとう」

 小林さんと猪木氏は1974年3月19日に新日本プロレス蔵前国技館大会でNWF世界ヘビー級王座をかけて激突。「昭和の巌流島」と呼ばれた日本プロレス史に残る名勝負になった。猪木氏がフィニッシュで小林さんの巨体を叩きつけたジャーマンスープレックスホールドは、猪木氏の両足が浮くほどの破壊力で、語り草になっている。