今年で46回目の東京スポーツ新聞社制定「2019年度プロレス大賞授賞式」が16日、都内のホテルで行われた。

 3年ぶり2度目の殊勲賞を受賞した宮原健斗(30=全日本プロレス)は壇上に登場すると、ひときわ大きな声で「名誉ある賞をありがとうございます! 2020年、僕は3冠ヘビー級チャンピオンとして最多防衛記録を必ず更新、そして2020年、全日本プロレスの歴史は僕によって塗り替えられる。つまり全日本の今のシンボルは宮原ということを証明します!」と堂々と宣言した。

 そして突然、宮原は「ところで! 酒井社長! あまり全日本プロレスの会場でお見かけしませんね。お忙しいのでしょうか?」と、ステージ下にいた東京スポーツ新聞社の酒井修代表取締役社長に向かって問いかけた。客席から笑い声が漏れる中、さらに続ける。

「お忙しいとは思いますが、2020年は全日本プロレスの歴史が塗り替えられる年。ぜひ、会場でお待ちしております!」と言うと、酒井社長から「わかりました!」との“確約”の言葉を引き出した。

 最後は「2020年も全日本プロレス、サイコー」と絶叫。大きな拍手と笑いの中、さっそうとステージを後にした。