リアルジャパン20日の後楽園大会で、WWE殿堂入りを果たした“過激な仕掛け人”こと新間寿氏(84)の記念セレモニーが行われた。

 初代タイガーマスク(佐山聡=61)や杉田水脈衆院議員(52)から花束を贈られた新間氏は「私が数10年にわたり活躍できたのは、ファンにどんなカードを提供しどういう選手を呼んだら喜んでもらえるか。この思いだけでした」。さらに今後に向けて「私はこれからもタイガーとともにあります。力強く、プロレス界に今一度、昭和の熱いプロレスを戻す戦いを続けていきます!」と力強く宣言。観客から大新間コールを送られた。

 また、メインでは“はぐれIGFインターナショナル”の“野獣”藤田和之(48)と“悪魔仮面”ケンドー・カシンが、スーパー・タイガー、船木誠勝(50)組と対戦した。

 先発した藤田が船木と高速のレスリングを展開したかと思えば、カシンと息の合ったラフ攻撃。中盤にはカシンが集中攻撃され苦しむも、藤田の圧倒的なパワーで逆転し、最後はS・タイガーを原爆固めで投げ捨てると、強烈な顔面蹴りで3カウントを奪った。

 試合後カシンは「S・タイガー、次はレジェンド選手権をかける勇気があるのか? シングルマッチで、藤田とやれるのか?」と挑発。これにS・タイガーはまんまと乗り挑戦受諾を表明した。これまで同王座に興味を示していた藤田もしてやったり…かと思われたが、リングサイドにあったベルトを上空に放り投げ「いらない。もらってどうすんだ、あんなもん!」とまさかの言葉。今後がますます不透明になったが、一体どうなってしまうのか。