“禁断の恋”に発展か!? 東京スポーツ新聞社制定「2018年度プロレス大賞」授賞式(17日、東京・港区のグランドプリンスホテル高輪)で、あの巨大パンダが“大暴走”した。スペシャルゲストとして登場したアンドレザ・ジャイアントパンダ(♂3歳=新根室プロレス)は、女子プロレス大賞を初受賞したアイスリボン・藤本つかさ(35)のあでやかな振り袖姿に発情。子パンダの前で独身の藤本に襲いかかり、熱いキスまで交わしてしまったから、さあ大変だ。

 身長3メートル、体重500キロの巨大パンダが昨年に続き授賞式をジャックした。妻ティンティンとの間に昨年3月に誕生した第1子のラジャ・パンダ君を従えてはるばる北海道から上京。“人間山脈”こと故アンドレ・ザ・ジャイアントさんの入場曲「ジャイアントプレス」に乗って巨体を現すや、たちまち会場は興奮のるつぼと化した。

 式後のパーティーでは記念撮影を求めて、パンダの元に人が殺到。棚橋に匹敵する人気ぶりだったが、その中にはアイスリボン勢もいた。受賞者の藤本を中心に記念撮影が行われたが、パンダの様子が何かおかしい。「フン、フン、フン」と鼻を鳴らして振り袖姿の藤本のにおいをかぎ始めたのだ。明らかに発情だ。

 こうなったら動物はもう止まらない。藤本に迫り、強引にキス。45回目を迎えたプロレス大賞の授賞式で初めて“濡れ場”が演じられてしまった。それも愛する息子の前で…。衝撃の場面を目撃してしまったラジャ君はもうすぐ1歳で、人間でいえば中学生の思春期に当たるという。しばらく固まったままで目から涙がポトリ。人間同様、パンダ界も父の不貞行為は大ショックのようだ。

 パンダの“暴走行為”に、新根室プロレスのサムソン宮本代表(53)は「お恥ずかしいところを見せてしまって、申し訳ありません」と各方面に謝罪。「パンダは妻子ある身ですし、不倫はいけませんとよく言って聞かせます。それに息子も心配です。これでグレなければいいのですが…」と声を落とした。

 一方、強引に唇を奪われた藤本は「抱きしめてキスってダメですよ」と言いつつも、どこかうれしげな様子。それもそのはず、実は以前からパンダのファンで、昨年の授賞式ではパンダに接触しようとしたが、危険だからと周囲に止められて対面が実現しなかったという。

「大きくて強い。でも甘えてくる。そんな男に私はキュンとしちゃいます。去年止められたのに、今年は向こうからやってきてくれてキスまで…。ウフッフッ。こんなサクセスストーリーはないですよ」と恍惚の表情。パンダにすっかりハートも奪われたようで、単なる発情どころか、生物の枠を超えた泥沼の不倫騒動に発展しかねない。

 デビュー10年目にして女子プロ界の頂点に立った藤本は「プロレスも恋愛も諦めちゃダメということです」と意味深にニヤリ。これを機にパンダをアイスリボンに招聘する考えで、今年最大の大一番となる9月14日の横浜文化体育館大会ではパンダ絡みの大イベントが開催される可能性は高い。とにかく、パンダと女王のアブナイ関係から目が離せない。