【山口敏太郎のUMA図鑑340】絶滅したニホンオオカミは山の中で生きていた!?

2019年12月13日 12時00分

絶滅したニホンオオカミ

 未確認生物とされるものの中には、既に絶滅したとみられている生物の目撃証言も該当する。この連載でも紹介させていただいたが、シベリアの「マンモス」やオーストラリアの「タスマニアタイガー(フクロオオカミ)」、そして我が国の「ニホンオオカミ」がそうだ。

 ニホンオオカミは体長95〜114センチ、尾長30センチ、体高55〜60センチで他のオオカミに比べて手足や耳が短いという特徴がある。そのため、大陸のオオカミや犬とは遺伝的に異なる系統にあたるという見解も存在している。

 日本に生息していた猛獣の一つであり、昔から脅威とみなされる一方で「お犬様」「大口の真神(まかみ)」と言われて信仰の対象にもなっていた。

 そんなニホンオオカミが絶滅したのは狂犬病や犬ジステンパーなどの伝染病に加え、明治期以降に駆除で個体数が減り、開発で生息域が狭くなっていったことなどが複合的に組み合わさったと考えられている。そして、1905年に奈良・鷲家口で猟師に捕獲されたものを最後に絶滅したとされている。もしくは1910年に福井県で捕獲されたものを最後とする説もある。

 しかし、現に絶滅したと思われる1910年以降もニホンオオカミによく似たオオカミの目撃証言やオオカミらしき生物の遠ぼえを聞いたという話は広く伝わっており、個人や団体を含めた多くの人々が生存の可能性を信じて日夜調査を行っている。

 例えば、1968年9月に動物研究家が奈良県の大峯山脈でニホンオオカミの糞と体毛を発見。同12月には足跡も発見されている。翌年にはその咆哮が確認され、写真撮影にも成功している。

 また近年では2014年11月26日に埼玉県秩父市の鍾乳洞からニホンオオカミのものらしき歯が発見された。ここ数年でも山林の動物の様子を記録するトレイルカメラにオオカミらしき生物の姿が捉えられたり、この地域に生息するどの生物とも違う遠ぼえが動画に記録されてもいる。

 また、筆者・山口敏太郎のユーチューブチャンネルの視聴者からも目撃証言が寄せられている。

 その人物によると、3年ほど前に奈良県吉野郡天川村をバイクでツーリング中、林道からオオカミらしき生物が出てきたのを目撃した。その生物は口が大きく、背中は盛り上がっていて猫背気味。しっぽがふさふさで、甲斐犬のような体色をしていたという。詳しい証言は筆者のユーチューブチャンネルをぜひ一聴していただきたい。

 今も深い山の中でオオカミたちは生き残っているのだろうか。

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https://www.youtube.com/watch?v=Dy-JyzgJt3A