今回のUMA図鑑は、タイから届いた未確認生物に関する速報をお届けしたい。

 10月7日、ユーチューブに興味深い動画が掲載された。タイの海でボートで釣りに出ていた人が奇妙な生物を目撃。漁船の横にあったカメラで、すかさず撮影することに成功したものの、正体が分からなかったためにネット上で動画を公開することにしたのだという。

 問題の生物はそれほど大きくなく、30~60センチぐらいだろうか。全体的に体は黒く、その両側にまるで灰色の二枚貝ないしは翼のような形状の大きなヒレが体を包むように付いている。船の進行方向と同じ方向に、長く細い首らしき器官が伸びており、先端にはよく見ると口と目があるようだ。その姿は甲羅のないカメか、何らかの軟体生物のようにも思われる。

 ユーチューブでも多くの人が視聴しているが、今のところ生物の正体は分かっていないようだ。

 寄せられた意見としては、新種の生物である可能性について推測する人もいるが「根っこから抜けて潮に流されている海藻ではないか」という説を述べる人もいる。

 動物の姿をよく見ると、大きなヒレが付いているにもかかわらず、動かして泳いでいるように見えないからだそうだ。しかし、海藻だったとしてもどのような種類のものかが判明していないため、まだ断定には至っていない。

 他にもアザラシやウミガメの死体の一部ではないかと考える人もいる。大きなヒレ状の器官から、甲羅などの特徴的な部位が落ちてしまったのだろうという意見だ。

 もちろん、何らかのフェイク動画である可能性を疑う人もいる。

 果たして、この生物の正体は何なのか。皆さんも動画を確認して、その正体に迫ってみてほしい。