オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第164回は「鬼神(きしん)様」だ。

 とある神社に祀られている女神様である。女神の人数はもともと江戸時代には4人だったが、現在では2人になっている。なぜ人数が減ったのかは不明だという。

 そして、全員がなぜか目を隠している。現在残っている2人は仮面と包帯で目を隠している。また、側頭部からツノが生えている。

 その地域では、毎年8月1日から5日まで、夜8時に13歳の子供が集まり、お札を神社の社に収めに行くという儀式が行われていた。

 筆者に情報提供してくれた方の体験によると、13歳になった時、同い年の子供たちが集められたという。順番にお札を収めていき、投稿者は16番目に呼ばれて、社に神主と一緒に向かった。すると、2人の女幽霊と遭遇した。いずれも半透明であり、1人は目に包帯、もう1人はお面をかぶっていた。幽霊たちは顔を見合わせるとこちらに近づいてきた。そして「41番、ありがとう」と言った。わけも分からず帰ってくると、合計で3人の子供たちが幽霊を見たらしく、それぞれの両親に女神について説明がなされた。

 その女幽霊に気に入られると病気や事故で死ぬことはなく、守ってもらえるらしいのだが、41という数字が気になってしまった。情報提供者は「自分は41歳で死ぬのではないだろうか?」とひそかに思っている。