リーグ戦再開に向けて決意を込めた。広島の床田寛樹投手(27)が、マツダスタジアムで17日に行われた全体練習に参加。21日の阪神戦(マツダ)での先発が見込まれる左腕は軽快な動きを披露した。

 交流戦ではパ・リーグから自身初勝利を挙げるなど2勝1敗と成績を残した。「勝ちたい気持ちしかなかった」と振り返る床田は「全試合、セもパも関係なく、最少失点で粘って投げようっていうのが良かったのかなと思う」と話した。

 そんな左腕は現在、リーグ3位タイの6勝(3敗)。あと1勝で2019年の自己最多の7勝に並ぶが「意識は全然していない。2桁(勝利)と規定(投球回)を昨年の終わりからずっと目標にしていたから」という。

 2つのうち特に重視しているのが規定投球回の到達。「規定投球(回)にいかないと、たとえ2桁勝ったとしても記録には残らないので。暫定でしかないので。ちゃんとした記録を残せるようにしたいなと思っています」と語る。

 床田が規定投球回に迫ったのが19年であと2回1/3だけ届かなかった。3年前は「今の時期から2回で降りたりとかがあった。悔しかったですね」と実感を込めて話し「今からがほんとに勝負だと思う」と意欲を新たにした。