米なら潰される! 佐々木朗希「ボール判定」にニヤリ メジャー審判経験者が警鐘

2022年04月26日 11時30分

頓宮の打席「ボール」にニヤリ(東スポWeb)
頓宮の打席「ボール」にニヤリ(東スポWeb)

【楊枝秀基のワッショイ!スポーツ見聞録】「令和の怪物」の話題は一気に海を越え、米球界にも届いている。MLBやWBCなどの国際大会で審判経験もある米球界関係者が、ロッテ・佐々木朗希投手(20)と審判の“騒動”に言及。「あの態度をこっち(米国)でやれば、不本意だがササキが潰される危険がある」と警鐘を鳴らした。

 佐々木朗は24日のオリックス戦(京セラ)に先発。3点をもらった直後の2回二死一塁、2ストライクからの安達への外角低め158キロ直球の判定がボールとなり、不服な態度を取ったように見えた。

 このリアクションを白井一行球審が問題視。マウンドへ向かって歩きだし、佐々木朗に詰め寄るような場面があった。この様子はネット速報などでアップされると、瞬く間に拡散。白井球審への非難がネット上で展開されることになった。

 だが、前出の米球界関係者の視点は違う。

「あの場面の前に44番の選手(頓宮)の打席で、ササキは際どいボールへの判定を嘲笑するような表情を見せていた。あれは侮辱行為と判断されても仕方ない。文化の違いもあるかもしれないが、少なくともいい感情を読み取ることは難しかった。本人にそのつもりがなかったのなら、次からはやめるべき。自分や仲間が損をする」

 伏線となったのは、2回先頭の頓宮へカウント2―2から外角低めに投じた160キロ直球。これをボールと判定されて、佐々木朗はニヤリと笑みを浮かべた。この表情に“心の声”が漏れてしまっていたのか。球審を不快にさせてしまう要素も見てとれたという。

 メジャー9シーズンで通算打率3割を誇り、2000年に西武でプレーしたレジー・ジェファーソンは、かつてこんな話をしていた。

 一緒に西武に加入したメジャー通算2276安打のトニー・フェルナンデスを例に出し「MLBでは選手が審判に抗議するなんてナンセンス。トニーなら少しは許されるかもしれない。もし(01年から)イチローが挑戦するのならオススメしない。ルーキーは痛い目に遭うよ。ノーアーギュメント(問答無用)だ」。

 日米の球界に精通する人物はこうも言う。「佐々木投手は東日本大震災の経験などを背負っている。尊敬される立場の選手であってほしいと思います」。この経験を糧に佐々木朗のさらなる成長を期待する人々は、今や世界中に存在する。

 ようじ・ひでき 1973年生まれ。神戸市出身。関西学院大卒。98年から「デイリースポーツ」で巨人、ヤクルト、西武、近鉄、阪神、オリックスと番記者を歴任。2013年からフリー。著書は「阪神タイガースのすべらない話」(フォレスト出版)。21年4月にユーチューブ「楊枝秀基のYO―チャンネル!」を開設。

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