中日は10日にソフトバンク三軍との練習試合(ナゴヤ球場)で一軍メンバーを中心に送り込み、8―1と圧勝。4番・鵜飼が豪快な先制弾を放ち、石川昂も2長打を含む5打席4出塁と結果を残した。

 以下は立浪和義監督(52)の主な一問一答。

 ――鵜飼に一発

 立浪監督 あれだけ振りが速いのに、あれだけ空振りするのがおかしい。間がないので(試合前練習で)その取り方をちょっとアドバイスしたけど、すぐに良くなるとは思わないが、結果が出ることも大事なので。ちょっとずつ何かつかんでくれれば。全部真っすぐを待っていても一軍の投手は打てないので、その辺はいろいろ試合の中で覚えていくしかない。

 ――アドバイスが奏功した

 立浪監督 たまたま結果が出たんですけど、あとは本人が何かをつかんでくれたら。「できるように継続してやらないといけない」とミーティングでも言った。体力がないんでね。将来的に楽しみな選手なので、体力強化もしながら、試合も出しながら、やらせていこうかなと思っている。

 ――石川昂にも長打が出た

 立浪監督 まだまだ打席の中でも3ボールからファウルにしたりして、あれを一発で仕留められるようにならないとね。一軍の投手になったらもっと球も速いし、キレも良くなってくるので、まだまだこれからです。

 ――三好が選手登録を抹消されたが、代わりは

 立浪監督 (ドラフト6位ルーキー)福元(悠真外野手、22=大商大)を上げます。今日、3安打と結果を出したので。ファームにいても結果を出して頑張っている選手は上がれるというモチベーションを上げないといけない。今日はそれで郡司と福元を入れた。

 ――福元の魅力は

 立浪監督 あれだけ振れるというのは思いっ切りがいいので。まだまだ良くなると思う。

 ――練習試合を利用して当たりがなかった選手にもいい形で結果が出た

 立浪監督 それもあるけど、なんだかんだと言っても、ビシエドの調子が上がってもらうのが一番。ちょっと今日は試合には出ていないけど、室内練習場でやったらいい感じになっている。いずれにしてもスタメンで行く選手が打たないと。