中日の岡野祐一郎投手(27)が3日、沖縄・北谷で紅白戦の登板権利をかけた「ストライクテスト」で17投手中、トップとなった。

 直球のみ10球を3セット行い、計25球のストライクを投じた。「独特で、試合ぐらい緊張した雰囲気だったが、強いボールをストライクゾーンに投げ込めばいいんだと、気持ちをうまくコントロールできたのである程度、ボールもコントロールできた」と振り返る。

 メンタル面を強化したたまものでもある。「今永さんと自主トレをしていたが『勝手に自分を苦しめるのではなく、自分の良いボールを投げたら大丈夫だと思えるぐらい、変換していった方がいい。ネガティブよりポジティブの方がいいよ』と言われた。そこをうまくやったら結果もついてくるかなと思った」と感謝する。

 しかし、11日の紅白戦の先発をゲットしたが「いい結果が出たのは自信になるが、ストライクを取る能力と抑える能力は違うもの。今後、どう打者を抑えていくことに目を向けてやっていきたい」と慢心はなし。今季へ向けて「今年は自分にとってはすごくチャンスな年だと思うので、それをしっかりつかみ取れるように、いいアピールをできるように頑張りたい」と意気込んだ。