打倒、矢野監督!? 阪神・伊藤将司投手(25)が本業の野球とは全く関係ないところで、ひそかに闘志を燃やしている。

 今季は新人ながら先発枠を守り、10勝を挙げて新人特別賞も受賞。2年目の年俸も3100万円増の4400万円まで上がった。「来年は最多勝を取れるように頑張りたい」と志も高く、年始にはチームメートの坂本、岩貞のほか、現在はオリックスで兼任コーチを務める能見とも自主トレをともにする。

 そんな伊藤将の最大の息抜きはゴルフだ。プロゴルファーを目指していた父の影響もあり、幼少期からゴルフには慣れ親しんでおり、ベストスコアは80。「将司」はジャンボ尾崎氏にちなんで命名されたものだという。

 ただでさえプロ1年目は何かと大変だった。シーズン中は「ゴルフがしたくてしたくて」とウズウズしていたという。待ちに待ったオフが到来したとはいえ、まだ新型コロナ禍にある。例年なら年末の地元テレビ局特番で選手同士のゴルフ対決番組などもあるが、それも期待薄。伊藤将は「ゴルフ特番、めちゃめちゃ出たいですねえ。カメラも回る前なら…気合入ります」と先輩選手らとの“対戦”を心待ちにしている。

 標的はズバリ、矢野監督だ。指揮官も現役引退後にはCSでプロゴルファーの金谷多一郎(61)と「金谷多一郎・矢野燿大の考えるゴルフ」という冠番組まで担当していた。伊藤将も「球団スタッフの方から、矢野監督もめっちゃうまいと聞いています。西勇さんと梅野さんも対戦してみたいですね」と自信満々の表情で“直接対決”を熱望している。