中日の堂上直倫内野手(33)が18日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、100万円減の年俸2900万円(推定)でサインした。

 2019年の4月に海外FA権を取得し、今季で3年契約が切れるが、行使の有無を問われると「実力を考えてください」と苦笑しながらも、行使せず残留する意向を示した。

 プロ15年目の今季は開幕一軍を逃し、5月28日に一軍昇格すると、75試合に出場。打率2割1分9厘、5本塁打、25打点ながら、守備では内野の全ポジションをこなすなどスーパーサブぶりを発揮した。それでも「1年間、一軍にいてはじめてやれたと思うので、最初2か月ぐらい、いなかったので、自分の中では悔しかった」と今季を振り返った。

 来季へ向けて「まずは打撃の向上が一番。僕の場合、波が激しいので安定できるように」とした上で「野球をとにかくうまくなりたい、試合に出て活躍したいということを第一にやっている。どんなことがあってもそこだけは変わらない。来年は勝負します」と意気込んだ。