中日の立浪和義新監督(52)が早くも〝オーラ全開〟だ。

 10月31日は地元CBCテレビのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に生出演。これまで「負けてるときに笑っている選手がいる。考えられない」と苦言を呈していたが、この日の番組内で「もし笑っている選手がいたらどうするか?」と問われると、立浪監督は「いや、もう笑わないと思います」とニヤリ。一緒に出演していたOB・井端氏も「(選手は)笑えないですね」と断言した。

 現役時代からストイックでベンチ内にただならぬオーラを漂わせていた立浪監督を、あるOBは「立浪がいるところで、少なくとも後輩選手が試合中にニヤニヤするなんてことはあり得なかった」と証言。その上で「選手時代もそうだったけど、監督になっても選手に声を荒らげたり、物に当たったり、そういうことはしないはず。代わりに、大西(崇之外野守備走塁コーチ)、中村(紀洋打撃コーチ)、森野(将彦打撃コーチ)らが立浪監督の意を酌んで厳しくするのでは」とみている。

 チーム関係者は「与田監督は選手が失敗しても落ち込んで萎縮しないようにフォローしてきたので、それがプラス面になっていたところもあったが、正直、選手に緊張感がないというか、緩んでいる部分もあった。立浪監督なら選手がヘラヘラしていたらすぐに二軍落ちだよ。就任会見での『勝利への執念を植えつける。妥協はしない』という宣言には、選手も戦々恐々としていると思う」と指摘する。

 日本ハム・新庄剛志新監督が〝楽しい野球〟で勝利を目指すなら…。立浪竜は妥協なき〝硬派な野球〟となりそうだ。