西武7年ぶり「ドラフトで野手1位指名」の可能性浮上

2020年09月30日 06時15分

西武・渡辺GM

 西武が2013年の森友哉捕手(25)以来、7年ぶりとなる野手のドラフト1位指名をにおわせている。

 10・26ドラフトに向け西武は28日にリモートによる編成会議を開いた。会議では指名候補として100人程度の候補をピックアップ。今後、絞り込みを行っていく。

 その上で渡辺久信GMは1位候補の方向性について「現状を考えると当然、先発投手になってくるが、長い目で見て何年か後という考えもある。ここのところ即戦力の投手を指名して順調に戦力になってきている。ある意味で野手という選択肢もなくはない。今、レギュラーを張っている選手も中堅になってくるし、FAも絡んでくる。いろいろな部分で補強は必要」と断言。ここ6年連続で投手を1位指名してきた西武に森、山川のダブルMVPを同時獲得した13年以来の野手1位指名の可能性があるという。

 1979年に西武ライオンズとなってから野手の1位指名は計12回だが、くじ引きでの競合は1985年の清原和博内野手(PL学園)ただ一人だ。〝野手の1位は一本釣り〟をモットーとする西武が今ドラフトの目玉野手・佐藤輝明(近大)を競合覚悟で獲りにいくのかが焦点となる。

 渡辺GMの言う「レギュラーの中堅化」に関しては順調にいけば外崎が22年、森、山川が23年中に国内FA権を取得することに対する備えということ。走攻守三拍子揃ったスラッガー・佐藤の最大の売りは「守備力が高いこと」。本職の三塁はもちろん、その俊足と強肩を生かし外野も高いレベルでこなせ、巨人、阪神をはじめ複数球団が狙っている。

 一方で、今季の西武はセンターラインの要で不動の1番打者だった秋山の穴を埋められず苦しんできた。昨年ドラフトから探していたそのリードオフ中堅手の欠如を補うとすれば、中学3年であのサニブラウンを破り全日本中学陸上選手権100メートル、200メートルで優勝した俊足、強肩、好打の五十幡亮汰外野手(中大)が西武向きの一本釣り候補となる。