楽天が「ティア1」に入れなければ…石井一久GMにブーメラン!?

2020年09月28日 14時48分

楽天・石井一久GM

 ソフトバンク、ロッテの上位2強対決に5勝1敗と勝ち越しながら借金5の5位に低迷していた昨年覇者・西武(4位に浮上)によもやの3タテを食らい、その差を1・5ゲームにまで詰められた3位・楽天。

 29日からは本拠地で首位・ソフトバンク(今季対戦8勝10敗)、敵地で最下位・オリックス(同6勝8敗1分け)との6連戦が控えているが、9月になってチーム打率が2割2分7厘と落ち込んできたことが大きな懸念材料として横たわっている。

 昨年は貯金3。優勝した西武に7・5ゲーム差、2位のソフトバンクに5・5ゲーム差の3位で就任1年目の平石洋介監督(40=現ソフトバンク打撃兼野手総合コーチ)を〝解任〟。大ナタを振るい後任にヤクルト時代の元同僚・三木肇監督(43)を据えた石井一久GM(47)はその新体制のスタートとなった秋季練習初日に「3位になれたのか、3位にしかなれなかったのか、みんなもう一度考えてほしい。僕の中では3段階に分けたらBクラス」と現場にゲキを飛ばした。

 その前日に行われたラグビーW杯で世界ランク上位10か国・地域に入る「ティア1」のスコットランドを「ティア2」の日本代表が撃破し、日本ラグビー史上初のベスト8に駒を進めた偉業にひっかけた耳当たりのいいタイムリーな論法だった。

 しかし、同時に前年最下位から就任1年目でチームを「ティア2」の3位に引き上げた生え抜きの平石前監督が解任されたことで楽天ナイン、関係者、そしてファンの反感を買ったことも重い事実として残った。

 必然的に見る側の三木監督へのハードルも高く設定され、このまま「ティア1」の2強を倒せず「ティア2」以下でシーズンを終えることになれば、石井GMのその言質自体がどの程度の覚悟を持って発せられた言葉なのかが問われてくることにもなる。

 シーズン残り34試合で石井・楽天はその意地を見せることができるのか。注目だ。