清原和博氏 球界復帰へ意欲見せるも「地道な努力をしていかないと」

2019年11月30日 17時56分

東尾氏(左)におなかをいじられる清原氏

 2016年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた清原和博氏(52)が30日、神宮球場で行われた「ワールドトライアウト2019」に監督として参加。西武時代に背負った背番号3のユニホーム姿を披露し、スタンドから熱い声援を受けた。

 午前10時開始、午後1時開始と2試合が組まれ、清原氏の“初采配”はいきなりのダブルヘッダーとなった。それでも最後まで抜群の存在感を発揮しながら監督業に集中。試合中は時折ベンチで片岡篤史打撃コーチや入来祐作投手コーチと言葉を交わし、球審に投手交代を告げるなど「清原監督」の一挙一動に誰もがくぎ付けだった。

 イベントの合間には西武OBの大先輩・東尾修氏とトークショーを行い、思い出話に花が咲いた。マイクを手にすると「うれしいです。この神宮球場に入れたので」と満面の笑み。巨人時代の2004年6月4日、ヤクルト戦で2000安打を達成した思い出の場所の土を再び踏んだ素直な喜びを表した。

 一方で、大先輩からはポッコリとしたおなかをさすられ「何とかしないと」ときついツッコミを入れられても白い歯を見せるなど、終始和やかなムードだった。

 その東尾氏が力強い言葉で「いずれNPBのユニホームを着て、本当の復帰ができるように応援してやってください」とスタンドに呼びかけると、場内からは大きな拍手と「待ってるぞ」の声が飛び交った。これには清原氏も感無量で「これからの自分の人生の力になりますし、そういう目標を持って頑張っていきたいと思います」と謙虚な姿勢で感謝しきりだった。

 イベント終了後、清原氏は会見を行い「ベンチの中で選手たちが挑戦する姿を見て、自分の現役時代を思い出し、タイムスリップした」とコメント。球界復帰については「自分ではそういう気持ちでいきますけど、地道な努力をしていかないと。まだ執行猶予も終わっていませんし、足元を見つめながら、野球というものを一番大切にやっていきたい」と語るにとどめた。