エンゼルスの大谷翔平投手(28)は残留か移籍か――。メジャー各球団、日米の野球ファンの最大の関心事の一つだ。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は31日(日本時間1日)に「浮き上がる売却の可能性とまたしても負け越しのシーズンは、大谷の未来を複雑にしている」「マイク・トラウトは、エンゼルスが二刀流スター大谷翔平と長期契約を試みるかどうかも『全てが宙に浮いた状態』と話した」との見出しで、大谷の去就問題を特集した。
エンゼルスは23日(同24日)に球団の売却を検討する手続きを開始したと発表。以降、話題の中心は「新オーナー」ではなく、大谷の去就だ。「これでFA移籍は確実」「新しいオーナーは絶対に引き留める」と二分している。
エンゼルスは2016年から6年連続負け越しており、今季も30日(同31日)時点、残り試合30で借金18。チームワーストタイの7年連続負け越しはほぼ確定だ。大谷が望む「ヒリヒリする9月」は新オーナーの方針次第だ。
そんな中、チームの主砲マイク・トラウト外野手(31)は同紙に対し「誰が新しく入ってくるか分からないから、常に『?』マークを抱えているが、自分はまだ何年もこのチームで契約が残っているから、どうなるか様子を見るしかない」とコメントした。
大谷とは「球団の売却についても、彼の将来についても、一切話していない」という。新オーナーが大谷の未来に与える影響については「全てが宙に浮いている状態。何が起こるか分からない」と、大谷の残留に期待を込めた。トラウトと大谷は現在のメジャーで間違いなく最強コンビの一つ。解体は本人たちを含めて誰も望まないだろう。
トラウトは「もし実際にチームが売れて、オーナーが誰なのか分かったら、物事は間違いなく変わるだろう。その際には、しっかりとした話し合いを行う」と話すにとどめた。
同紙は「17年に大谷がエンゼルス入団を決めてから、だいぶ長い道を歩んできたが、売却と負け越しシーズンで、大谷の未来は過去に見ないほどに不確かな状態だ」との見解を示した。
大谷の存在は22億ドル(約3050億円)と見積もられる球団の資産価値を左右するのは確実。記事は「(現オーナー)モレノ氏はエンゼルスを愛しており、しっかりした人の手に渡すと確信している」と話したネビン監督代行のコメントで締めた。エンゼルス、大谷ともに先行きの不透明感は増すばかりだ。












