球団売却後、エンゼルスの大谷翔平投手(28)はどうするのか。米メディアでは移籍の可能性が高まったという報道が相次いでいるが、地元紙「ロンゼルス・タイムズ」のディラン・ヘルナンデス記者は24日(日本時間25日)に「この売却により、エンゼルスが来年以降も大谷翔平をキープするチャンスができた」と訴えた。
エンゼルスが23日(同24日)に球団売却などを検討する手続きを開始したと発表した直後から、米メディアは“身売り”より大谷の去就に注目した。他球団に移籍するだろうとする報道が優勢で、CBSスポーツは早々と移籍先にドジャース、メッツ、カージナルス、ヤンキース、レンジャーズを挙げた。
そんな中、ヘルナンデス記者は真逆の見解を示した。「この発表はこれ以上にないタイミング。モレノにできないことを新しいオーナーならできるから」と、ドジャースの例を挙げて説明した。
2011年6月に破産申請したドジャースはNBAの元スーパースター、マジック・ジョンソン氏が名を連ねる投資家グループのグッゲンハイム・ベースボール・マネジメントと12年3月に売却に合意。新オーナーらは間髪を入れずに動き出し、当時チームの要だったアンドレ・イーシアーと5年8500万ドル(約116億円)で契約延長、当時まだ無名だったヤシエル・プイグと7年総額4200万ドル(約57億5000万円)で契約、レッドソックスからはエイドリアン・ゴンザレス、カール・クロフォード、ジョシュ・ベケットをトレードで獲得。合計2億6000万ドル(約356億円)の契約を引き継いだ。
「その年のプレーオフには出られなかったが、自分たちがどんなことをするつもりがあるかを示すには十分だった。それはモレノ氏ができないぜい沢税を払うつもりがあるということ。勝利する上でクリティカルな(避けて通れない)部分なのだ」
ヘルナンデス記者いわく、大谷と契約延長できたとして、エンゼルスが大谷、トラウト、レンドンへ払う給与は、年間少なくとも1億1000万ドル(約150億円)。トラウトやレンドンの健康状態を考慮すると、ワールドシリーズに出るチームをつくるためには、あと1億5000万ドル(約205億円)は支出する必要があるという。さらなる大物獲得に巨額の投資が必要なのだ。
「ずっと払い続ける必要はない。ドジャースのように、選手育成システムに移行していけばいいのだ。エンゼルスの次のオーナーなら、頭良くやるだろう。マイナーリーグへの投資がワールドシリーズを勝つ鍵になってくることを頭の良い大谷は十分承知している」
主砲マイク・トラウト(31)と大谷の年齢を考えればエンゼルスが毎年プレーオフに進出する常勝球団へ変わる最後のチャンスかもしれない。












