エンゼルスの大谷翔平投手(28)は15日(日本時間16日)に本拠地アナハイムでのマリナーズ戦に「2番・投手兼DH」で先発し、6回を投げ1本塁打を含む7安打2失点、8三振1四球で勝敗は付かなかった。打者26人に97球。防御率2・69。打者では4打数1安打で打率2割5分4厘。チームは2―6で敗れ、連勝は2で止まった。

 5回にギアを上げた、先頭フランスを2球で遊飛に打ち取り、打席は3番ウインカー。初回二死から先制弾を浴び、3回も二死から左前打され、2点目のホームを踏まれた。やり返す。大谷の目に気合が入った。98マイル台(約158キロ)の直球2球で追い込み、スプリット2球でボール、ファウルでカウント1―2からの5球目、思い切り右腕を振ったこの日最速の99・8マイル(約160・6キロ)の外角高め直球でバットに空を切らせた。続くハニガーもカウント1―2から4球目のスライダーで見逃し三振。

 この日は組み立てを変えた。前回40パーセント、前々回62パーセントと多投したスライダーを24パーセントに減らし、最速99・8マイルの直球が38球(39パーセント)と力で押した。8奪三振のうち、スプリット4、直球2、スライダー2だった。

 MLB公式サイトのベースボール・サバントによるとメジャー移籍後初めてツーシーム(シンカー)を6球投げた。「ピッチングニンジャ」として知られるロブ・フリードマン氏は自身のツイッターに「大谷翔平のツーシームの握り」として、投球する瞬間の写真を投稿した。

 しかし、マリナーズ打線も大谷対策としてスライダーを見逃さなかった。初回のウインカーの先制弾、3回のクロフォードの中前適時打はいずれもフルカウントから勝負球のスライダーを捉えられた。

 3回には先頭ロドリゲスが右翼ポール際へ大飛球。一度は本塁打と判定されたが、審判団が協議して判定をファウルに変更。マリナーズのサービス監督がビデオ判定を求めるもファウル判定のままと運もあった。

 残念ながら11勝目は逃したが、規定投球回まで「45回」とし、史上初の「規定打席」「規定投球回」のダブル到達が見えてきた。

 打者では相手先発カスティーヨに3打席目まで二ゴロ、見逃し三振、左飛と凡退。8回先頭で3番手の右腕ムニョスから捕前内野安打。ボテボテのゴロだったが、快足を飛ばして駆け抜けた。これで3試合連続安打とした。

 8回まで接戦だったが、9回に守備の乱れで4失点。痛い敗戦となった。16日(同17日)は自らのバットで勝利を呼び込む。