カージナルス傘下2Aスプリングフィールドのチャンドラー・レドモンド内野手(25)が10日(日本時間11日)にテキサス州アマリーヨで行われたダイヤモンドバックス傘下2Aアマリーヨ・ソッド・プードルス戦に「7番・一塁」で先発し、サイクル本塁打を記録した。5回から8回まで毎回の4打席連発し、6打数5安打11打点をマークした。チームは21―4で勝った。

 序盤はおとなしい展開。左打者のレドモンドは初回二死一、三塁で痛烈な右前適時打を放ち、3回一死一塁は空振り三振に倒れる。

 大花火大会の幕が上がったのは5回だった。一死一塁で左翼ポール際へ高々と打ち上げた。6回一死満塁は左中間へ弾丸ライナーで打ち込んだ。7回二死無走者は中堅左へ叩き込んだ。8回二死一、三塁はマン振りで右中間へ運び、偉業を達成した。

 
 MLB公式サイトの取材に応じたレドモンドは「満塁弾を打った時、もしかしたらサイクル(のチャンス)が回ってくるかもしれないという思いがよぎったが、すぐに忘れてしまった。でも、ソロ本塁打を放った時に『オーマイガー、出来るんじゃない?』って感じになって、最後の打席で二人の走者がいるのを見て、『オーマイガー、全てが上手くいっている、これは出来るぞ』って思った」ことを明かした。

 同サイトは、メジャーではこれまでに一度もサイクル本塁打は記録されていないが、マイナーでは2度目だと伝えた。1998年7月27日、奇しくもカージナルス傘下2Aのタイロン・ホーンが打って以来で、史上初ではなかった。

 2019年ドラフト32巡目、全体965番目でカージナルス入り。今季は10日時点、2Aで17本塁打、61打点をマーク。マイナー通算223試合で777打数202安打、打率2割6分、47本塁打、160打点。この夜のサイクル本塁打をきっかけにメジャーへ駆け上がることはできるか。