エンゼルスの大谷翔平投手(27)も初参戦したメジャーでもなかなかお目にかかることができない殴り合いの大乱闘から一夜明けた27日(日本時間28日)、マリナーズファンの意外な行動とその思わぬ影響がSNS上などで話題になっている。

 エンゼルスの本拠地アナハイムで26日(同27日)に行われたマリナーズ戦の2回にエンゼルスの先発右腕ワンツがマリナーズの4番ウィンカーに与えた死球がきっかけで大乱闘に発展。両監督とワンツ、ウィンカーら選手6人、合計8人が退場になった。

 アーカンソー州で試合を見ていたマリナーズファンのソフィー・ディルさんは、ウィンカー退場のニュースに心を痛め、元気付けようとデリバリーサービス「ドア・ダッシュ」を使ってウィンカーにピザを配達することを思いついた。

 エンゼルスの地元アナハイム市の「マウンテン・マイクス」でペパロニピザを注文し、マリナーズなどをタグづけして、ツイッター上で配達の様子を随時報告。無事にウィンカーに届くと、ディルさんはピザの配達をしたドライバー、シムランジート・シングさんにチップを送るようツイッターに投稿。数時間の間に300~400人のファンがシングさんにチップを送ったという。

 シングさんは突然のことに驚きながら「ソフィーさん、なんと言っていいか分かりません。妻と私は皆さんがしてくれたことをとてもうれしく思っています。本当にありがとうございます」とメッセージを送った。

 ピザを受け取ったウィンカーも直接感謝のメッセージを送り、ディルさんにはマリナーズからウィンカーのユニホームが届けられるそうだ。

 なお、ウィンカーが昨年まで所属したレッズのトレント・ローズクランズ番記者のツイッターによると、ピザはおいしかったそうだ。

「ウィンカーからピザがとてもおいしかったと聞いた。次にアナハイムに行ったらマウンテン・マイクスに行ってみようと思う。情報ありがとう、ソフィー」とウイットに富んだ投稿で盛り上げた。

 この他、ウィンカーを見に来た7歳のアビゲルちゃんに、退場したことを謝罪するサインボールが届けられたことなども報じられ、乱闘騒ぎの中にもほっこりするようなエピソードに勇気づけられたファンは多かったようだ。