パイレーツは15日(日本時間16日)に本拠地ピッツバーグでのレッズ戦に無安打ながらも1―0で勝った。

 7回を終わった時点でスコアは0―0。パイレーツは無安打に抑えられていた。レッズの先発は高校時代には投打の二刀流として注目を集めていたハンター・グリーン投手(22)。2017年ドラフトで1巡目、全体2番目でレッズ入りした超若手有望株で、マイナー時代に右ヒジにメスを入れ、4月10日(同11日)にようやくメジャーデビューを果たした100マイル(約161キロ)右腕だ。

 最速100・3マイル(約161・4キロ)の直球を軸に、スライダー、チェンジアップも交えた配球にパイレーツ打線を翻ろうされた。

 8回もマウンドに上がったグリーンは一死からカストロ、R・ペレスに連続四球。球数は118球に達しており、ここで無念となった。

 2番手の右腕ウォーレンから1番ギャメルがストレートの四球を選んで満塁とすると2番ヘイズの二ゴロの間に三走が生還し、1点を先制。9回は守護神のベッドナーがレッズ打線を三者凡退に仕留めて試合終了。無安打での勝利は1901年以降、2008年6月28日にドジャースがエンゼルスに勝って以来、6度目の珍事だった。

 パイレーツの筒香嘉智内野手(30)は「5番・一塁」で先発出場して3打数無安打1三振で打率は1割7分4厘。グリーンは7回1/3を投げ、無安打1失点、9三振5四球で今季6敗目(1勝)を喫した。