エンゼルス・大谷翔平投手(27)は1日(日本時間2日)に敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「3番・DH」で先発出場し、3打数無安打1打点1四球だった。9回一死一、二塁で代打を送られ、今季初の途中交代となった。球団広報は「右股関節の張り」と発表。今後が心配される。チームは6―5で逃げ切り、ア・リーグ西地区首位をキープした。

 大谷に異変が発生したのは4―0の7回無死一、二塁だった。3番手・右腕ルイーズの外角低めのチェンジアップを引っ掛けて投ゴロ。一塁へ走る途中で表情をゆがめるとスピードを緩め、併殺打となった。常に全力疾走する大谷にしては珍しい光景だったが、この時に右股関節に異常を感じていたのだ。

 相手先発はアストロズ時代の2015年にサイ・ヤング賞に輝いた左腕カイケル。初回一死無走者はシンカーを見極めて四球。3回無死二、三塁は初球の外角カットボールを引っ張って二ゴロ。三走が生還し、打点1を記録した。4回は2番トラウトが申告敬遠で歩かされて二死満塁。カウント2―1から内角高めのスライダーに詰まらされて一ゴロに倒れていた。