開幕へ弾みをつけた。ブルージェイズ・菊池雄星投手(30)が1日(日本時間2日)、パイレーツ戦(フロリダ州ブラデントン)で先発登板し、3回2/3を投げて4安打3四死球1失点だった。

 立ち上がりで制球が定まらず苦しみながらも、徐々に立て直した。4回に入ってぺレスにソロを被弾したが、許した失点はこの一発のみ。二死となって球数が70球を超えたところで降板となった。150キロ台の速球も鋭さを増し、パイレーツ打線から5つの三振を奪う力投を見せた。 

 オープン戦2度目の登板となった27日(同28日)のフィリーズ戦は2回2/3を投げ6安打5失点。乱調モードだった前回登板から、きっちりと修正した。

 マリナーズから移籍した菊池は新天地で先発の5番手として開幕を迎え、4月12日(同13日)の敵地ヤンキース戦でマウンドに立つ予定となっている。

 また、この日は「4番・一塁」で先発した相手のパイレーツ・筒香嘉智内野手(30)とも対戦。初回に四球を与えたものの、3回の第2打席では95マイル(約153キロ)の速球で見逃し三振を奪った。

 一方、7回の守備から退いた筒香の成績は2打数無安打1四球だった。