NYタイムズ紙が米スポーツサイトを買収へ 日本円で637億円

2022年01月07日 10時33分

ジ・アスレチックを買収するニューヨーク・タイムズ(ロイター)
ジ・アスレチックを買収するニューヨーク・タイムズ(ロイター)

 米ニューヨーク・タイムズ紙が、米スポーツサイトのジ・アスレチックを5億5000万ドル(日本円にしておよそ637億円)での買収に合意したようだ。

 1851年創刊の歴史ある新聞社が、2016年創設のスポーツサイトを傘下に収めることになる。その思惑や動機については不明だが、既に120万人以上の購読者を持つ同サイトを買収することで、2025年までにデジタル部門も含めた購読者を1000万人以上にしたいという同紙は目標達成に近づくことになるからではないかと、6日(日本時間7日)に第一報を伝えた米ニュースサイト、ジ・インフォメーションは分析している。ちなみに、記事を執筆したジェシカ・トゥーンケルさんは元ロイター通信の記者。北米ではネットメディアの影響力、クオリティが大きくなっていることが伺える。

 今でこそ全米40都市、カナダの7都市などにある野球やアイスホッケーなどのプロスポーツチームに番記者を抱えるジ・アスレチックだが、最初にフォローしていたのはMLBシカゴ・カブスとNHLシカゴ・ブラックホークスのみ。オフィスはなく、記者は現場で、編集者は自宅やカフェで仕事をしていた。

 他のニュースサイトと大きく異なったのは、広告収入には頼らず、購読料に依存したこと。インターネット上の情報は無料であるべきという業界の共通認識が強かったが、スポーツファンは優れた記事や文章、そして広告がないことに対してお金を払うはずだという創設者の信念があった。

 同サイトの年間購読料は71・99ドル。

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